かげろうは涼風にゆれて【攻略・感想・フリーゲーム・言ノ葉迷宮】
タイトル:かげろうは涼風にゆれて
ジャンル:アドベンチャー
サイト名:言ノ葉迷宮(DLページ)
管理人:KaTanaさま
総プレイ時間:1週2時間ほど
ストーリー
恩人である博士の実験に手を貸すために孤島を訪れた主人公。
元々予定していた実験がトラブルでできなくなった代わりに、博士の娘と一緒に別の実験の被験者になります。
島での数日間の生活と、意味のわからないまま行われる奇妙な実験。
違和感がじわじわでてくる中で物語が進んでいきます。
キャラクター
陽ノ原(ひのはら):主人公。博士に大きな恩があり、その恩返しのため実験の被験者として孤島に訪れた。
青海(あおみ):涼炎寺博士の娘で中学生の女の子。幼い感じはなく意思と考えがはっきりしていて理知的な印象を受けます。
涼炎寺博士(りょうえんじはかせ):主人公の遠い親戚で私設研究所の博士。妙にハイテンションな人。
木田(きだ):私設研究所の警備の人。あまり真面目ではない印象を受ける人。
谷浦(たにうら):趣味で山小屋暮らしをしている人。少し変わった人ですが温和そうな雰囲気があります。
感想
作者さんのページにホラー(寄り)アドベンチャーゲームと書かれていて、ホラーゲームは基本苦手なのでどうしようかと思いましたが、思いっきりホラーではなくホラー寄りの表現だということでやってみました。
私の感想としてははほとんど脅かす様なホラー描写はなく、嫌な予感がじわじわくる怖さですね。
ホラーゲームが苦手な人でもあんまり問題ないんじゃないかなと思います。
ただ今回の物語の読後感は人によって良くないと感じるかもしれませんね。
私は若干モヤモヤした感じが残りました。
ストーリー的には今回もいつもの言ノ葉迷宮さんのように最初はよくわからなかった部分も、プレイヤーが周回する事に新たに気付くことができるような上手い作りになってますね。
攻略的には言ノ葉迷宮さんのゲームの中でもかなり難解に感じました。
今回は選択肢の多さと、どうすれば物語が進むのかの方向性に気付けなかったのでかなり悩みました。
3~4週目からは正直推理でこうすればいいんじゃないかという感じではなく、ほぼ総当たりでやってみるかという気持ちで既読スキップでガンガンやりました。
なので人によっては相当苦労するかもしれません。
ですが今回は選択肢でエンディング分岐に関係ない展開も多く見れたのは面白かったですね。
今までの作品にもちょこちょこそういう部分がありましたが、今回はいつもより多かった気がします。
ただそのせいでエンディングが変わるんじゃないかと、関係のない選択肢でずっと四苦八苦してたりしました(´¬`)
ここから下はネタバレありの攻略と感想です。
攻略
日付 | 選択肢 |
8/12 | 谷浦さんの山小屋に行く |
8/13 | 携帯の基地局に行く それでも行きたい |
8/14 | 実験スポットの渓流に行く 感動した やや感動した やや感動した 特になし やや感動した どちらでもない いただきます |
8/15 | 実験スポットの渓流に行く それでも行く それでも行く 逃げよう わかりました |
8/16 | 研究所を調べる まだ聞かない やめておいた |
8/17 | 研究所へ放火する 協力します |
8/18 | 島を焼き尽くす 【セーブ1】 爆発させる |
エンド「03:炎上」 | |
【セーブ1】から | |
日付 | 選択肢 |
8/18 | やめる |
8/19 | 研究所を調べる 【セーブ2】 やめる |
8/20 | 【セーブ3】 行かないことにした |
エンド「02:計画失敗」 | |
【セーブ3】から | |
日付 | 選択肢 |
8/20 | 行くことにした 鉄塔 やや感動した 特になし 特になし 特になし やや感動した 嫌いだった いただきます |
8/21 | 行くことにした 竹林 やや感動した やや感動した 特になし 特になし 感動した 特に好ましく思った |
エンド「01:計画成就」 | |
【セーブ2】から | |
日付 | 選択肢 |
8/19 | やってみる |
8/20 | 行くことにした 鉄塔 やや感動した 特になし 特になし 特になし やや感動した 嫌いだった いただきます |
8/21 | 行くことにした 竹林 やや感動した やや感動した 特になし 特になし 感動した 特に好ましく思った 【セーブ4】 鉄塔 |
エンド「04:一歩、及ばず」 | |
【セーブ4】から | |
日付 | 選択肢 |
8/21 | 竹林 |
エンド「05:遥かな未来へ」 |
周回ごとの感想(ネタバレあり)
■1週目
1週目は何を推理すればいいのかが解らなかったので、キーポイントが何になるのか気を付けながら普通にストーリーを見ていきました。
最後の展開でそういえばもしかしてと思って「かげろう」を検索してみたらやっぱりという感じでしたね。
最初はなんとなく「陽炎(かげろう)」の方かと思ってたんですが、昆虫の「カゲロウ(一日で終わる命)」の意味だったんですね。
言ノ葉迷宮さんのタイトルは毎回何かしら意味を持っている場合が多いですね。
そしてエンド1でした。
■2周目
1週目終了でぼんやりとお話の筋は分かったんですが、2週目からは物語がどういう風に変えられるのか、どうすればいいかはまったくわからなかったですね。
そしてエンド2へ。
■3周目
ここからセーブとロードを使いました。
何をどうすればいいのか予想が付かず色々試す感じになりましたね。
怪物が出てきたときは予想外過ぎて「え?」ってなりました。
ここからホラーというよりこれはSF的なジャンルのような気がしてきました。
そしてボート脱出した場合に、日付が変わる時にボート側の主人公たちの描写が少しだけでてきますが、漂流生活はこれからどうなるんだろう?と、最後は何も描写されなかったんだけど一体どうなったんだろう?という所はかなり興味が引かれましたね。
ですが物語を全てやった後だと漂流した主人公たちがどうなったかは簡単に想像できますよね。
■4周目
ここで全部のエンディングへ到達です。
青海ちゃんは博士とあんまり似てない親子なのかなと最初は思ってたんですが、レプリカに対する考えの割り切り方、島を全部焼いてでも自分の思いを実行させるなど本質的には結構似ているのかなという印象に変わりましたね。
「エンド5の遥かな未来へ」を含めて、ボート脱出の結果、自爆、人間としては扱われないレプリカたちなど、今回の物語は報われない部分も多くほんと儚いですね。
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